山に癒されて

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焼岳

半月ほど前に西海岸へ出かけていたこともあって、
ここしばらく、日本の山からはご無沙汰。
そろそろ「虫」が動き始める頃です。
そんな下心が出始めると夕食時のニュースのあとの天気予報が気になります。
テント泊となると準備が必要ですが、今回は日帰り山行の予定です。
安定した秋晴れとの天気予報に、28日の土曜日は焼岳を訪ねることに。

山行の日は目覚ましをセットしなくても予定の時間には目覚めるものです。
午前3時過ぎに自宅を出発、
日の出の頃には中の湯の登山口に着くことができます。
盛りを過ぎたとは言え、紅葉の中から焼岳への登路は始まります。
ブナ林がいつの間にかシラビソの林、そしてダケカンバの疎林に変わると、
一面のササ原の奥に噴煙を上げる山頂が目に飛び込んできます。
登り始めて2時間半ほど、
2400㍍余の高山のアプローチとしては少々物足りない感もありますが、
焼岳のハイライトは、さえぎるものの無い山頂の四周に広がる大パノラマ。
秋晴れの今日はそんな展望が楽しみです。

梓川の谷にカラマツの黄葉がカーペットのように広がる上高地、
正面には奥穂と前穂を結ぶ吊り尾根が美しい穂高の峰、
その北には槍ヶ岳へと岩峰が連なります。
西に笠が岳、南には乗鞍岳がどっしりと鎮座。
はるか南アルプスの彼方には富士山の山頂も少しだけ顔をのぞかせています。
肌を刺すような寒風の中ですが、
日本アルプスの特徴あるピークの同定に時間の経つのも忘れてしまいます。

下山して、穂高を正面に眺める「中の湯」の露天風呂に浸かった後の
新蕎麦の昼食、燃え上がる紅葉とともに秋の信州の山歩きの楽しみです。

e0014441_211061.jpg中の湯付近の紅葉。


e0014441_213846.jpg灰色と白のまだら模様のブナ林越しに眺める対岸の紅葉に深まる秋の気配が。


e0014441_217813.jpg森林限界を超すと正面に噴煙を上げる焼岳の山頂が望まれます。シラタマノキやガンコウランの紅葉が無機質の斜面に秋を感じます。


e0014441_21105722.jpg焼岳南峰と北峰の間から望まれる笠が岳。どっしりと鎮座する様は大きく左右対称の翼を広げたようです。笠が岳は飛騨の名峰。


e0014441_21132812.jpg焼岳はアルプス唯一の活火山。勢いよく吹き上げる噴気からは生きている山、焼岳のエネルギーが伝わってきます。


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e0014441_21183224.jpg焼岳は北アルプス南部の山々の展望台。山頂に立ったとき、正面に広がるのが梓川の谷間から一気に突き上げる穂高の山塊。岳沢の奥、吊り尾根の左右に奥穂と前穂が並びます。


e0014441_21232259.jpg焼岳の眼下には大正池から明神にかけての上高地の広い谷が広がります。この季節、谷間のカラマツが黄金色に輝きます。


e0014441_21253817.jpg穂高の峰々の北には槍ヶ岳の個性的な稜線が続きます。10月上旬の冠雪は消えてしまい、黒い岩肌の槍ヶ岳です。


e0014441_21282772.jpg目を南に転ずれば、乗鞍岳の巨大な山塊が迫ります。

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by genki_hirokun | 2006-11-05 21:32