2007年 03月 22日
里山の花たち
ブログ、前回の更新日付を見たら昨年の11月末。
この間、あれこれ雑用に追われていたこともありますが、 そうかと言ってずっと家にこもっていた訳ではありません。 山行の記録などを見ていただければわかるように、 適当に山歩きも楽しませてもらっています。 暖冬から一転、3月に入ってからは寒の戻りのような天候に中々体が順応できません。 気象庁も一旦出した早目の桜の開花予想をデータの不備ということで急遽変更、季節は行きつ戻りつしながら着実に進んでいます。 各地の花便りに誘われて、 この週末、カメラ片手に自宅近くの里山へ花を訪ねてみました。 葉を落として殺風景だった里山の雑木林も春の花たちで彩られています。 そんな春の里山の表情のほんの一部だけですが、ご紹介したいと思います。 春の雑木林の林床で目立つのはスミレの仲間。その中でもタチツボスミレは一番ポピュラーです。(葦毛湿原 3.17) マキノスミレはシャープに立った葉が特徴(自然観察の森 3.18) 山里の棚田の土手ではフクジュソウが咲き始めました。谷あいの陽だまりに咲く黄金色の花を眺めていると、静かな時間の流れの中で日々の喧騒も忘れてしまいます。(恵那市上矢作 3.19) (恵那市上矢作 3.19) (恵那市上矢作 3.19) シデコブシは東海地方の里山の春を告げる花。自宅近くの雑木林の谷あいにも群生、3月になると咲き具合を確かめに何度も様子を見にいく花です。(野見山山麓 3.21) シデコブシには白色と薄ピンクの2種類があります。見事な花は野生のものとは思えないほど。今年は開花のいいタイミングに訪ねることができました。(野見山山麓 3.21) シデコブシの咲く同じ谷間にはショウジョウバカマも一面にピンクのカーペットを広げたように咲いています。(野見山山麓 3.21) 同じ日の午後訪ねた市内の香嵐渓ではカタクリの花が咲き始めたところです。秋はモミジの紅葉が美しい林の林床を埋めるようにしてカタクリが群生。新聞などで開花が報じられると、大勢のカメラマンや観光客でにぎわいます。(香嵐渓 3.21) 山の斜面を埋める何万株ものカタクリ、それぞれの存在を主張するかのような表情がユーモラスです。(香嵐渓 3.21) (香嵐渓 3.21) キクザキイチゲの清楚な花には素朴な中に上品な美しさが漂います。(香嵐渓 3.21) 早春の雑木林の林床には小さな花たちを見つけることができます。ヒトリシズカ、ショウジョウバカマ、キランソウ、ネコノメソウ等々。ヤマルリソウもそんな花のひとつ。(香嵐渓 3.21) 雑木林の林縁ではニリンソウも花をつけ始めました。満開はもう少し先です。(香嵐渓 3.21) 何の変哲も無い身近な里山の雑木林ですが、少し歩くだけでいろんな花を見つけることができます。少しピークを過ぎたとは言え、デリケートな花粉症の身としては、この季節マスクで防護して散策を楽しんでいます。
by genki_hirokun
| 2007-03-22 21:23
|
|